先行き不透明な学生生活を打破するため、ミランダはあるものを買う決意をしました。
それは……。
メイクオーバーステーション。
これを買うのは初めてだったのでカタログ中を探しまわりましたよ。まさか椅子のカテゴリにあったとは。凝った名前を付けずに「美容院用椅子」とでもしといてくれればいいのに。それでいてちゃっかりリカラー。
ミランダは買ってすぐ寝てしまったので、ロミオが最初に実験。そこらにいたタウニー学生をつかまえます。
「僕にまかせて、お嬢さん」
ちゃんと足できこきこして椅子が上がっていくのが細かい。
「やべっ」
「これじゃお嫁に行けない〜」
ハサミを使っていたはずなのに失敗したのが顔だけという不思議。
「いや、まあ、ほら、タダだし」
かまって光線を放射するアイヤナ。
おまえも実験台にしてやろうか。
ストーキングしているわりに信用してない顔。
「ほんとに大丈夫なの?」
「大丈夫。ほら!」
ちっ、こいつのときは失敗しないのか……。いや、嫌ってるわけではないですけども。
あとでカスタムコンテンツを抜くことがあるとややこしくなるので、タウニーに使うのはデフォルトアイテムだけです。
サムの秋冬服はおとなしめに。髪色も戻しました。
実は前回のトレーニングでロミオがフィットネス体型になってから、二人の相性は2本に減っています。しかしアイヤナには関係なかった模様。
ロミオの寝顔を彼女が見守っている頃……。
最初の実験台、マリサは寮の入口にたたずんでいました。
「こんな顔、寮のみんなにも秘密結社のみんなにも見せられない……」
不憫に思ったサムが修正に挑戦。
しゃかしゃかしゃか〜。
「元に戻った!」
髪型は変えてみました。
服の色も似てて、姉妹みたいな二人。
しかし肝心のミランダが全然使ってませんね。
深夜に起き出してきたミランダとロミオは食堂の離れた席で夜食をとりながら、ひっそり親友になっていました。
(うん、普通の友達っていうのも悪くないよね)
目の前でいちゃいちゃされても平常です。
「おやミランダちゃん、ハエのたかったパンケーキを食べてるのかい」
そのハエは向かいの席の皿だと思います。
「まったく近頃の若いもんは……ていうか、あたしはその皿を取りたいだけなんだけどね」
ついにロミオにピンクのハートが。
異変を察知して顔を上げるミランダ。
「皿を取らせろって言ってるだろうが〜!」
恋する二人の目にはお互いしか映りません。
「はいはい、お皿なら片付けますよ」
ほんとにマメだな、こいつ。
ミランダにもいつかいい人が見つかるよ。というか、私がマーキューシオと寮を離したから? でももともとミランダとマーキューシオはミランダの片思いっぽいですよね。あと、大学に入るときにティーン時代の恋愛マークが消えるので、寮に入れてからティーンのときとは違う思わぬ相手とまとまることもあるし、まあなりゆき任せ。
カスタムコンテンツ:
メイクオーバーステーション(リカラー):TSR(要登録)Shannanigan さんの Beauty Salon 1.5